私が東京に出張になったのは、残暑が残る2019年の9月頃でした。
出張には結構な頻度で行くのですが、関西圏内が多く、東京には行ったことはあるものの、土地勘は全くないような状態でした。
出張が多い方にはわかると思いますが、出張中の楽しみといえば仕事の後の飲み会。
地方ではその地方にしかない名産物がありますし、キャバクラにいけ方言を楽しめたりもします。
そんなワクワクを抱えながら東京出張に行った私ですが、仕事が終わった時間が予定より遅くなったため、お客さんと食事に行くわけにもいかず一人でしっぽりと飲みに行くことにしました。
ご飯を食べて少しまったりした後に、よしいざキャバクラへとなった私はスマートフォンで周辺を調べることにしました。
しかし、ここで予想外の出来事が起きてしまいます。
キャバクラのお店が多い!!そしてどのお店のHPを見てもかわいい子がたくさんいてなかなか決められません。
そんな感じで携帯を見ながら悩みつつ歩いていると、目に入るのはキャバクラの看板の数々!お店をハシゴするほど余裕もなく、オススメのお店を聞く友人もいない私の目に入ってきたのは無料案内所の看板でした。
無料案内所について、おおまかな知識はありましたが、地方ではキャバクラ等のお店は都内と比べると数が少なく、利用したことは一回もありませんでした。
藁にもすがるというよりも、途方にくれていた私はダメでもともとという気分で無料案内所の店内に入りました。
初めて入ったのですが、中はこじんまりとした事務所のような作りで少しびっくりした記憶があります。
店内は清潔感があり、繁華街の中にあると思えないくらいに整理整頓がされていました。
店内には私と同じようなスーツ姿の男性が2〜3名ほどいまして、タバコを吸ったりお店に置いてある案内先が書かれた冊子を読んだりしていました。
冊子を読むとまた迷うことが目に見えていたので、真っ直ぐ受付の方に進むとワイシャツ姿の男性がにこやかに迎えてくれました。
そこでは行きたいお店、女の子のタイプ、懐具合を聞かれました。
行きたい店はキャバクラであることを伝え、清楚系な女の子が好きなこと、予算は大体これくらいであるということを伝えると、早速何店かお店を紹介してくれます。
しかも、お店の雰囲気(ワイワイしている、落ち着いた雰囲気がある、アットホームな雰囲気等)も丁寧に教えてくれます。
しかし、そこで決めきれないのが優柔不断な私の悪いところで、最終的にはお兄さんのオススメは?という形で逆質問してお店を決定。
迎えが来るので10分ほどお待ち下さいと伝えられ、手持ち無沙汰だった私は案内をしてくれたお兄さんに無料案内所の利用方法を訪ねました。
無料案内所では、行きたいお店や、好きな女の子のタイプ、予算等を聞いて、受付で候補となるお店の案内をすることもあれば、店内に置いてある店舗冊子等を見て、行きたいお店をピックアップし、受付で雰囲気等を聞くこともできるそうです。
また、キャバクラやスナック以外にも、無料案内所では通常の飲食店の案内もできるということを聞いて驚いていました。
特に飲食店については、お目当てのお店が満席で入れなかった場合に、似たようなお店を探す人が結構な頻度でいらっしゃるそうです。
そんなこんなで時間が経ち、お目当てのお店から迎えの人に来ていただきました。
お店に向かう道中に、興味本位で無料案内所を経由して来る方は多いのかと尋ねると、
「大きな繁華街とかでは使う方は多いですね。
お店を外から見ただけだと雰囲気だったり女の子のタイプがわかりにくかったりするのですが、無料案内所ではそういったお店のコンセプトをしっかりと伝えるので便利なんだと思います。
それに加えて、東京はお店が多いから迷っちゃいますよね。
また、料金体系とかも無料案内所はしっかりと説明しますから、ぼったくりにあったり等はなく、無料案内所が案内している先はお店にとっても優良店という証になるので助かってますね。」といった感じで気さくに答えていただきました。
料金体系などについては一瞬不安がよぎりましたが、話を聞くと無料案内所の説明とまったく同じだったため、改めて安心しました。
お店に着くと、案内所でリクエストした通り、清楚系の女の子がたくさんおり、大都会東京でお店が多すぎて途方にくれていた話などをしながら、結局延長を含め2時間くらい飲んで話して楽しませていただきました。
お店の会計も、案内所で教えてもらった金額+延長料と明瞭会計でしたので、無料案内所でのナビゲートは大変助かりました。
土地勘があまりない方や、行きたいお店がなかなか決まらないといった方は是非一度無料案内所を利用してもらえたら楽しい夜を過ごせると思います。
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